おそらくは日本最大と言ってもよい観光都市・京都の観光地巡りで唯一無二の悩みと言えば、「見て回るべき名所が多すぎる」ということでしょう。広範囲に「是非とも行きたい名所」が散在しており、10年ぐらい通い詰めないうちは「京都のことはお任せを」などとは舌の先にも出せないのが泣き所です。それでも、古都・京都を堪能したいという人のためには、テーマを決めたバスの旅をおすすめします。京都市営バスや京都バスなど、京都市街のバス路線網は非常に充実しており、テーマを絞りさえすれば京都のよさを短期間で味わうこともできるのです。たとえば、「時代劇ロケコース」。太秦映画村でショービジネス的な映画ロケ地を楽しんだ後は、市営バスの91号系統で名刹・大覚寺へ進みます。「確かな見覚え」のある趣深いロケ地の数々が境内の随所に展開しています。京都三大祭りの一つ、葵祭の「路頭の儀」をすでに見物し終えた人におすすめなのが、「葵祭トレース・コース」。京都駅から市営バス4号系統で京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社までの「路頭の儀」の道のりを楽しめます。ただし、京都御所は宮内庁への事前の参観申し込みが必要になりますし、4号系統の停留所からはやや離れたところに参観者出入口がありますから、バスの進行方向左手の京都御苑を車窓から眺めるだけで我慢してください。それでも、下鴨神社は停留所を降りてすぐですので、糺の森や古本市などまで楽しめます。特に、山本周五郎賞受賞作家・森見登美彦ファンなら京都の観光地と言えばここに尽きます。上賀茂神社に至っては、敷地内にバス停留所がありますので、有名な細殿前の「立砂」までは至近です。金閣・銀閣・飛雲閣の「京の三閣」を巡るなら、京都市営バスの中でも観光に特化された急行バス「洛バス」を使うのがおすすめです。「急行」を謳いながらも、洛バスの運賃は通常運行のバスと同じく、1乗車220円です。新幹線で京都駅に到着したら、洛バス100号系統に乗って「銀閣寺前」下車、徒歩約5分で銀閣です。銀閣の静寂を堪能したら、徒歩約10分の「銀閣寺道」停留所(下車した時のバス停ではありませんので要注意)から洛バス102号系統に乗って「金閣寺道」下車、5〜10分で金閣の境内に入れます。煌びやかな金閣を満喫したら、降りた「金閣寺道」停留所から洛バス101号系統に乗って京都駅まで戻れば、徒歩約10分で西本願寺の飛雲閣に到着します。ただし、飛雲閣は通常は非公開ですので、心眼で見据えるだけでは満足できない人は、事前に公開の予定を確認してください。このように、テーマを絞れば京都の観光地巡りはバスで存分に楽しめます。駐車料金の心配も不要ですし、タクシー代で目を回すこともありません。通年販売の、お値打ちな1日(2日)乗車券も揃っています。
京都の観光地を巡りながら思うのは、どこでおみやげを買ったらいいのかということでしょうね。京都のお土産屋というのは、観光地ごとに大量にあり、それが逆に、ここで買えば間違いないとか、ここだったら後悔しないというのがわかりにくいわけです。京都のお土産屋が少なければ、ここが一番大きくて品揃えがいいという場所がガイドブックに紹介されるんでしょうけどね。京都のお土産屋は、大きくて品揃えが豊富なのが当たり前ですからね。
京都を感じさせる歴史上の人物というのはたくさんいますが、幕末の志士たちの中にそういう人は多いのではないでしょうか。幕末の京都には、多くの有名人が集まっていましたからね。その中でも、ファンが多いのはやはり坂本龍馬ということになるでしょう。坂本龍馬がどうしてこれほど現代人に人気があるのかはいろいろな考え方があると思いますが、やはり、考え方の柔軟性が評価されているんでしょうね。龍馬は京都で暗殺されましたから、お墓も京都にあります。
京都の観光地は、どこも歴史があるところが多く、建物にまつわるエピソードに歴史の教科者や歴史小説に出てくるような人物が普通に絡んできます。たとえば、京都の清水寺と言えば、観光地として知らない人がいない建造物ですが、同時に、源義経と武蔵坊弁慶が闘った場所としても知られています。実際のところはどうだったかはわかりません。源義経が実在していたことは疑いの余地はないですが、武蔵坊弁慶が本当に存在していたのかどうかはよくわからない部分があるからです。ただ、源義経が兄の頼朝に追われて奥州に逃げたとき、義経ほどの人物が一人で逃げたとは考えられず、何人かの家来を従えていたことは間違いないでしょう。
私は九州に住んでいるのですが、京都に縁があるようで何度か旅行へ行った事があります。初めての京都へ行った時はまだ小学生でした。小学生の子供がほとんどのの100人近い団体旅行で夏休みに5泊6日の子供にしては長い旅行でした。そこで行った京都の観光地の一つが太秦映画村でした。テレビで見ていた時代劇のセットがいくつもあったりして、時代劇の撮影も行われていたのでとても興味深々でワクワクしながら眺めていました。
ガイドブックに昔から掲載されている京都の観光地は、数百年、建物によっては1000年以上前からあるような、非常に歴史の古い建物が多いです。京都の観光地を見に行くというのは、そうした歴史のある建物を見て、ロマンを感じたいということなのかもしれません。外国人が京都を見て感銘を受けるのもそうした部分からでしょう。しかし、京都も生きている街ですので、新しい建物も当然あります。その中で、一見の価値があるのは京都大学ではないでしょうか。