京都の観光地というのは、かなり固定されていると思います。京都のガイドブックは毎年出版されていると思いますが、取り上げられている場所は多分ほとんど同じでしょう。金閣寺や銀閣寺が掲載されていないガイドブックというのはあり得ませんからね。もし違ったことが載っているとしたら、新しくオープンしたホテルのこととか、最近、美味しいという評判のレストランとか、新しい施設だと思います。なので、みんな、京都へ行けば同じ所を巡るということになります。勿論、ガイドブックだけを参考にした場合ですけどね。
しかし、ただ適当に京都を歩いたとしても、あちこちに、観光地への方向と距離が書かれた立て札が立っていますから、結局は、著名な観光地に誘導されることになると思います。しかし、自分はもっと、京都のあまり目立たないところを見たい、歴史がある場所なのだから、あまり注目されていないけどすごい場所というのもあるはずだという人も多いと思います。そういう人にお勧めなのが木嶋神社です。ここは別名、蚕の社と言います。織物の神様を祭っているからです。しかし、珍しいのはそこではなく、ここには他の神社と同様に鳥居が立っているのですが、その鳥居の柱が三本あるのです。
普通は二本ですよね。三本あるのはここだけではないのですが、それでもかなり変わった鳥居と言えるでしょう。なので、この神社は、大昔、ヨーロッパから流れてきたキリスト教の信者が関係しているのではと言われています。キリスト教が伝わるずっと前に、キリスト教徒が日本に来ていたということになるわけです。